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私のお遍路日記

医療法人岡谷会
小泉診療所所長 水谷和宏

5.今回は海部町で打ち止め

 四国の人びとはお遍路のことを「お四国さん」と呼んでいる。私も「お四国さんですか」と声をかけられたが、初めは何のことかわからなかった。「はい」とわからないまま返事をすると、お四国さんならお接待させて下さいといろいろなものをいただくのである。お接待の申し出を断わってはいけないとハンドブックに書いてあるので、私も何回か食べ物をちょうだいした。地元の人はお接待で自分も御利益にあずかるとの考えだからだそうである。
 また「善根宿」と称して、無料の簡易宿泊所もところどころ備えつけられている。これも住民のサービスであり、食事や布団はないが、寝袋持参の歩きお遍路にはこれで十分である。
 ところどころにこの善根宿をながめながら、4時半に牟岐町の民宿あづまに到着した。本日の行程36km。よく歩き通せたものだ。民宿の同宿者は3人だけ。
 1月2日の朝を迎えた。今朝もかなり冷え込んでいる。今日は最終日。どこまで進めるかな・・・。海部町ぐらいまで行っておきたい。ここならJR駅前だから打ち止めには都合がいい。帰りの列車も時間がかかるので、あまり遠くまでは足をのばせない。
 牟岐線は列車の運行便数がかなり少ないので時刻表でチェックした。11時24分海部発の列車に乗って帰ろう。宿から海部までは12kmぐらい。十分この列車には乗れそうである。海岸線沿いを南へ、南へ、ひたすら進む。今日も快晴で海は静かだ。冬なのに路端に菜の花が咲いている。2日目の山道は大変だったが後半は天候に恵まれ、いいお遍路ができて良かった。健康に感謝。
 遅くならないうちに奈良まで帰ろう。明日は休日診療所の当番にあたっている。

(おわり)

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