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毎日の食事

 アメリカやその他の外国に住んでいる人は、いったい毎日何を食べているのか、意外と気になるところではないだろうか? 母はいつも国際電話をかけてくると「今日は何食べたん?」と決まって聞いてくる。

 「卵ご飯さっき食べたところ」と言っても「ほうほう」とやけに感心するのも、卵ご飯が日本の市民権を得ているからだけではない。「どうせ肉ばっかり食ってんだろお」と言い切る父の関心事は、もっぱら酒の肴になっている。私の周りのアメリカ人も私が何を食べているか気になるらしく、「やっぱりスシ(生魚)食ぺるの?」とよく聞かれるが、めんどくさいので「うん、毎日すしと天ぷら」と、てきとーに答えている。

 しかし私も、長い間アメリカに住んでいるが、よその家で食事をしたことがないので、実はみんなが毎日何を食べているのか、良く知らないのだ。

 昨年、老人ホームで介護士をしていたとき、食生活を垣間みる機会があった。入所者には糖尿病食、高血圧食、普通食とそれぞれにあったメニューがあり、今日選んだメニューが一週間後に出てくることになっていた。

 「目は胃より大きい」と英語で言われるように、たいていメニューを選んでいるときには目がくらみ、あれもこれも選んで1週間後に「そんなの食べたくもない」ということはしょっちゅうだった。基本的に、普通食の人には制限がないため、老人ホ−ムで巨大化する人もいる。

 先日、中学校の給食を食べるチャンスがあったが、パイキング形式で、野莱が嫌いならとらなくてもいいようになっていた。「給食のなかで何が好き?」とみんなに聞くと、みんな「ピザ!!」と声をそろえて言っていた。イタリア人がこれを聞いたらきっと喜ぶことだろう。

 私の好きな給食は、インド人もビックリのカレーだった。しかし、「アメリカのピザはイタリアのよりもおいしい」と誰かが言っていたが、それも信じられるほどここのピザはおいしく、子供からお年寄りまで愛されている国民的食事と言える。

 こうしてピザピザと書いていると、なんだかわたしもだんだんピザが食べたくなってきた。今夜は友達を誘ってピザを頼もう。そしてピールなんかがあれば最高だ。
 
(題字・ カットとも筆者)


村岡 由美子
*プロフィール*
  1971年大阪生れ。奈良・岡谷病院で看護婦として勤め、1996年にアメリカ人のヒースと結婚し渡米。
 現在は、非営利団体で「家を建てる」ためのボランティアコーディネーターをするなど、あらゆることに挑戦しながら絵日記エッセーをかく。

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