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−骨密度測定について−

■骨粗鬆症とは…骨の密度が低下して骨がもろくなった状態

 骨粗鬆症の「鬆」という字は、大根や西瓜などにできる「ス」を意味します。つまり、骨粗鬆症は、本来大変緻密な骨の組織にスが入ったようにスカスカになった状態をいいます。

■骨は生まれ変わっている

 体の成長が止まると、骨の長さも太さも一定になり、変化していないように見えるかもしれません。しかし実際には、骨の組織は常に生まれ変わっています。「破骨細胞」により古くなった骨が溶かされ(骨吸収)、「骨芽細胞」により骨が再生される(骨形成)ということが繰り返されています。これを、骨代謝といいます。
 若いときは、骨代謝がバランスよく行われ、骨の絶対量が保たれていますが、歳をとると、骨芽細胞の働きが弱まります。また、小食になって骨の形成に必要な栄養素の摂取量も減る上、栄養素を吸収する力も低下し、骨代謝にかかわるホルモン分泌のバランスも崩れてきます。
 そのため、歳をとると誰でも骨形成よりも骨吸収の方が進むので、骨密度がある程度減ります。ただし、骨量減少が激しかったり、もともとの骨量が少なかったりすると、骨折しやすい状態にまで骨量が減ることがあり、その状態を「骨粗鬆症」といいます。

■骨粗鬆症の要因

骨粗鬆症になりやすい危険要因として、次のようなことが挙げられます。

・体質的要因
●女性
 女性ホルモン(エストロゲン)は、骨形成に深く関係しているため、エストロゲンの分泌が少なくなる閉経後は、急激に骨密度が低下しがちです。
 その他、月経不順などでも、エストロゲンの分泌が少なくなるので、骨粗鬆症を起こす要因となります。
●近親者に骨粗鬆症の人がいる
 骨粗鬆症になりやすい体質を受け継いでいる可能性があります。
●小柄な人、痩せている人
 体格の小さい人は、もともとの骨量も少なめです。また、骨の形成には、体重による負荷が不可欠です。

・生活習慣
●小食・偏食
 食事量が少なく、特にカルシウム・ビタミンD・ビタミンK2などが不足すると、骨形成が妨げられます。
●運動不足
 日常あまり骨に負荷のかからない生活をしていると、骨形成が進みません。また、運動不足はビタミンDの合成に必要な日光の不足にもつながります。
 その他、過度の喫煙・飲酒は、カルシウムの吸収を妨げます。ストレスや披露も、食欲不振や運動不足につながるので、骨形成にはよくありません。
●病気
 ビタミンDの活性化に関する肝臓や腎臓に病気があったり、「甲状腺機能亢進症」などの疾患のある人は、骨の形成が妨げられます。胃を切除した人も、カルシウムなどの吸収が悪くなるので骨形成が進みません。
 また、喘息などで副腎皮質ホルモンの薬を長期間服用すると、骨吸収が促進され、骨形成に悪影響を及ぼすこともあります。

■骨を強くするために

 骨を丈夫に保つためには、まず、骨をつくるための栄養素を、食事でしっかり摂る事が大切です。骨をつくる栄養素の中でも、特に重要なものが、カルシウムです。カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、野菜や小魚、大豆製品などに多く含まれています。
 カルシウムの99%は骨に含まれています。骨をつくる以外にも、血液中のカルシウムは筋肉の収縮や神経の伝達、ホルモンの分泌など、非常に重要な役割を果たすため、その濃度は厳密に一定に保たれています。
 血液中のカルシウム濃度が低くなると、骨からカルシウムを取り出して補います。そのため、カルシウムの摂取量が少ないと血液中のカルシウム濃度を保つためにどんどん骨のカルシウムが使われ、骨が弱くなってしまいます。これを防ぐため、毎日の食事で充分にカルシウムを補っておくことが非常に重要なのです。
 しかし、カルシウム源をいくらとっても、うまく吸収されないと意味がありません。
 カルシウムの吸収を促進する働きをしているのがビタミンDです。そのため、カルシウム源と一緒にビタミンDをとると、カルシウムの吸収がたいへん高まります。
 ビタミンDは魚などに多く含まれていますが、日光浴によって体内で合成することもできます。
 マグネシウムは体内でカルシウムと複雑に作用しあって、さまざまな生理反応に影響を及ぼしていることが近年わかってきました。そのため、マグネシウムが不足すると、カルシウムの働きに影響を及ぼし、骨にもよくありません。
 タンパク質を構成するアミノ酸には、カルシウムの吸収を促進する働きがあります。アミノ酸を多く含む肉や魚介類などの良質のタンパク源は、骨を丈夫にするためにも重要です。
 ビタミンKは、カルシウムの骨の沈着に深く関わっています。
 その他、脂肪、ビタミンA・C、リンなど、骨の形成に関わる栄養素はたくさんあります。カルシウムだけに注目するのではなく、栄養バランスの良い食事を心がけた上で、カルシウムをたくさん摂取することが大切です。


■無理なダイエットは禁物

 原料のために食事を制限すると、カルシウムなどの栄養素が不足しがちです。また、無理なダイエットは月経不順を招き、ホルモンのバランスを崩します。また、骨量を増やすには骨に適度な負荷が必要ですが、極端に体重が減ると、そうした骨への負荷も減ってしまいます。
 若い頃から食事などに気をつけ、丈夫な骨をつくることが、中高年になってからの骨粗鬆症を防ぐことにつながります。痩せたいという願望だけから、不必要なダイエットを行うのはやめましょう。

■ウォーキングで骨を強くする

 無重力空間に長くいる宇宙飛行士は、地球に戻ると、骨量が低下しています。これは、無重力空間では骨に負荷がかからないためです。
 したがって、日ごろから余り運動をせず、骨に負荷をかけていないと、骨は弱くなってしまいます。また、運動は骨の形成を促すだけでなく、バランス感覚を養うことができるので、転倒による骨折を防ぐことにもつながります。さらに、屋外に出る運動では日光浴ができ、ビタミンDの合成も促進されます。
 若い頃から適度の運動を行い、骨量を高くしておくことが理想ですが、中年以降から始めても遅くはありません。
 ふだんあまり運動していない人が、いきなり激しい運動を行うのは、怪我のもとです。自分の年齢と体力に見合った、無理のない範囲で運動しましょう。
 ウォーキングは身体への負担が少なく、誰でもどこでも手軽に行えます。ゆっくりで構わないので、家の近くを散歩がてら歩いてみましょう。慣れたら少しずつ、歩く距離や時間を延ばしていきましょう。買い物袋を持つなどして、足への負荷を少し加えるのも良いでしょう。また、階段の昇り降りも良い運動です。普段の生活の中で身体を動かすことも運動になります。
 大切なのは、できるだけ長く続ける事です。運動は骨の形成・維持だけでなく全身の健康にも有効ですから、ぜひ日常生活の中に習慣づけるようにして下さい。

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佐保川診療所