①免疫細胞を活性化する
たんぱく質・・・細胞の主要な成分。良質なたんぱく質を摂ることで免疫細胞の働きを良くする。肉、魚、卵、大豆製品など
ビタミンE・・・免疫細胞を直接活性化し、強い抗酸化力で細胞の破壊を防ぐ。かぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーなど
ビタミンC・・・免疫細胞の働きを強化する。強い抗酸化力を持ち、ビタミンEを再生させる働きもある。ブロッコリー、カリフラワー、赤ピーマン、キウイなど
亜鉛・セレン・・・免疫細胞を活性酸素の害から守る。殺菌作用や抗ウイルス作用もある。
亜鉛:牡蠣、大豆、うなぎなど
セレン:うなぎ、桜えび、かつおなど
ファイトケミカル・・・植物性食品に含まれる機能性成分で、免疫力を高める。
カテキン:緑茶、紅茶など
硫化アリル:玉ねぎ、にんにくなど
βグルカン:キノコ類
免疫システムが正常に働くためには多くの栄養素が関係し、そのすべてが必要です。
毎日3食、バランスよくきちんと摂ることが基本です。


②鼻や喉の粘膜を強化する
ビタミンA・・・粘膜や皮膚を正常に保ち病原体の侵入を防ぐ。鶏レバー、にんじん、ほうれん草、小松菜など
③腸内環境を整える
身体全体の免疫機能の約70%が腸に集まっていると言われており、腸内環境を整えることが免疫機能の向上に繋がる
乳酸菌・・・腸内の善玉菌の代表である乳酸菌は、生きた状態で腸まで送られると腸管免疫力を高める。ヨーグルト、チーズ、キムチ、みそ、納豆など
※年齢・食生活・ストレスなどの影響で免疫力は常に変化します。
※バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心掛け、免疫力をUPしましょう。

自宅に買い置きしてある乾物や缶詰を使う免疫力アップのメニューです。
イワシとトマトのチーズ焼き
イワシに含まれる良質な脂であるEPAとDHÀを摂取できます。トマトに含まれるカロテンは粘膜を健康に保ち、病原体をブロックする機能を高めてくれます。


ひじきと大豆とツナのサラダ
ツナ缶と蒸し大豆で良質なたんぱく質が補給でき、腸内環境を整えるためにもしっかりと摂りたい食物繊維が豊富なひじきを一度に摂れます。大豆には免疫力アップに欠かせないビタミンEを含んでいます。いつもの煮物と味を変え、飽きないようにこまめに摂取したい食品です。


サバ缶と切り干し大根の炒り煮
いつもの切り干し大根の煮物にサバ缶をプラスすることでサバの栄養を一緒に補給できます。切り干し大根は食物繊維、カルシウムが豊富で、人参からは粘膜を健康に保つ働きをするビタミンAを摂取することができ、この時期にオススメの1品です。


サバとトマトのドライカレー

サバは良質なたんぱく質やDHA、EPAなどの脂が豊富で免疫力アップにお勧めです。
トマトに含まれるカロテンは粘膜を強くし、ブロッコリーに含まれるビタミンC、Eは抗酸化作用が強く免疫細胞を活性化します。

