岡谷会のとりくみ

命の平等をかかげて

年をとっても、障害をもっても、住み慣れた地域で馴染みの人にかこまれ、 最期まで人としての尊厳をもってて過ごしたい。 このような当たり前の地域の人々の要求に答え、実現する。
これが岡谷会の理念です。 
お金のあるなしで受けるサービスに差があってはいけない、と「無差別・平等」の医療・介護サービスの提供に努めています。 
「無料低額診療事業」を全院所で行い、おかたに病院では差額ベッド料金をいただいていません。 
また、社会保障充実のため行政にも働きかけています。法人内外の医療機関・介護事業所と連携し、共同の仲間である「なら健康友の会」と一緒に地域の人々がより良い環境で安心して療養・生活をできるまちづくりに取り組んでいます。

平和のとりくみ

毎年8月には原水爆禁止世界大会がおこなわれます。岡谷会からは今年4名の代表が現地長崎に行き、世界の核兵器をなくす運動の大きな流れを学んできました。

2017年7月、国連は、圧倒的多数の国の賛成で核兵器禁止条約を採択しました。条約は2021年1月に発効し、核兵器は、使用や威嚇はもちろん、つくることも持つことも、他国に持ち込むこともすべて違法となりました。この条約の署名国は92、批准国は68へと増え続けています。しかし唯一の戦争被爆国である日本はいまだ批准していません。日本政府に核兵器禁止条約への批准を求める署名行動、また、自治体に意見書採択を求める運動も展開しています。今日現在全国で661の自治体、奈良県では17の自治体がこの意見書を採択しています。

原水爆禁止世界大会に向けて、全国で網の目平和行進がおこなわれます。奈良県には6月に京都から引き継ぎ、3日間かけて奈良市から王寺町まで歩き、大阪に引き継ぎます。岡谷会からも参加します。平和の道も一歩から、一人でも多くの一歩が核兵器廃絶への一歩です。皆さんもご参加ください。
                                   2023年9月1日

憲法を守るとりくみ

安倍政権時代、2015年に集団的自衛権行使を「可能」にする安保法制(戦争法)を成立させました。でも日本には憲法9条があるから自衛隊の武力行使を制限し、戦後78年間戦争してきませんでした。ロシアのウクライナ侵略が起こり、いまだ終結することなく被害が拡大しています。このウクライナ侵略を口実にした軍事増強と、核兵器使用もいとわない声が高まり、憲法9条への攻撃が高まっています。ロシアによるウクライナ侵略は国連憲章、国際法を踏みにじる暴挙です。一刻も早く終結するべきです。私たちは他の民主団体と協力し、毎月24日にウクライナへの侵略許さない県民集会を行っています。
                                    2023年9月1日

今の岸田政権は、安倍政権からの流れそのまま、憲法9条を改悪し、海外で戦争できる国にしようとしています。全日本民医連は憲法守れの大運動を展開しています。「憲法改悪を許さない全国署名」へのご協力をよろしくお願いします。

社会保障を守るとりくみ

私たちが加盟する全日本民医連では、綱領において「一、国と企業の責任を明確にし、権利としての社会保障の実現のためにたたかいます」と明記しています。国は社会保障予算をどんどん削り、自己負担を増やすことで医療・介護にかかりにくくしています。また引き上げられる国民健康保険料、介護保険料により、生活が苦しくなってきています。
私たちは安心して国民の皆さんが医療にかかり、介護を受けることができるよう、常に国や県、市町村に働きかけ、権利としての社会保障を守る運動を行っています。「軍事費の拡大ではなく社会保障の拡充を求める請願署名」に取り組んでいます。

無料低額診療事業について

無料低額診療事業とは

医療法人岡谷会が運営する病院・診療所、老人保健施設は、社会福祉法第2条第3項の規定にもとづき、医療費支払いが困難な方に医療費減免を行っています。 
この制度の趣旨と内容は、生計困難な方が経済的な理由によって、必要な医療を受ける機会が制限されることのないよう、無料または低額な料金で治療を受けていただくことです。 
無料低額診療事業は一時的な措置にはなりますが、公的制度や社会資源の活用を図って生活改善の方法を一緒に見つけていけるよう支援させていただきます。

制度を利用していただける方

医療法人岡谷会が運営する病院・診療所に受診および老人保健施設やくしの里を利用される方のうち、下記の条項に該当しかつ申請された方が適用となります。 
世帯収入が当法人の診療費減免に関する基準を満たす方で、医療費の支払いが困難な方を対象とします。健康保険に加入され、かつ、おおむね生活保護基準の1.5倍未満の収入の該当する世帯の所得状況を証明できる書類(源泉徴収票・課税証明書・給与明細票等)を提出できる方を対象とします。

制度の対象となる医療費

申請された病院・診療所の診療費に対し、保険分自己負担額を減額または免除します。減免率と適用される期間については基準に応じて判断されることになります。その対象は、各医療保険の自己負担限度額(限度額適用認定証額等)までとなります。 
尚、標準負担額(入院食事代)や院外処方箋による調剤薬局での負担金は対象となりません。

制度の申請先

この制度を希望される方は、各病院・診療所、老人保健施設の相談室または担当窓口までお申し出ください。 
医療費の公費負担制度の活用についてもご相談に応じさせていただきます。

制度適用の病院・診療所・老人保健施設

社会福祉法第2条第3項にもとづく医療機関

施設名 住所 TEL
おかたに病院奈良市南京終町1-25-1 0742-63-7700
さくら診療所奈良市南京終町1-183-25 0742-50-1600
高畑診療所 奈良市高畑町95-1 0742-23-3202
佐保川診療所 奈良市今在家町38 0742-22-3201
新大宮診療所 奈良市芝辻町4-7-20742-33-7800
片桐民主診療所 大和郡山市新町305-920743-53-7550
小泉診療所大和郡山市小泉町5520743-52-3035
老人保健施設やくしの里奈良市高畑町2100742-24-1313
岡谷会地域協同基金・募金(寄付)へのご協力のお願い

岡谷会は、いのちの平等をかかげ「お金の心配なく、安心してかかれる医療機関がほしい」という地域の方々の声から生まれ、地域の皆さんに支えられながらともに歩み、安全で安心・親切な医療・介護をめざして今日まで発展してきました。

これまで地域のみなさま方には、岡谷会地域協同基金・募金(寄付金)へのご協力をただいております

引き続き法人の運営をささえ、病院・診療所の建設や医療機器の購入など当会の医療・介護活動を財政的な面から支えて頂く資金としてご協力をお願い致します。

岡谷会地域協同基金

医療・介護の事業運営を維持・発展させるため、病院・診療所等の建物・医療機器等の更新のために、その元手として使用します。

  1. 無利息です

  2. 満期は5年です
    (申し出のない限り自動継続、満期時・友の会会員退会時やお申し出に基づき途中減額・解約のお手続きを行います)

  3. 拠出者はなら健康友の会会員です

  4. 応募金額は1口千円から(個人上限500万円、1世帯上限1千万円)

  5. 拠出者の運営参加を目指します
    (友の会機関紙を通じて経営状況の報告を行い、選出された会員が評議員として法人運営に参加していただきます)

募金

医療機器、物品の購入等に活用させていただきます。 
どなたでも応募できます。

~地域協同基金・募金のお申し込みはこちらへ~ 
医療法人 岡谷会 
〒630-8325 奈良市西木辻町200 岡谷会本館2階 
TEL:0742-23-2501 FAX:0742-22-3005