当院について
2023年4月1日より、おかたに病院の院長に就任いたしました。奈良市東部の地域の皆様に充実した医療・介護を提供できるよう、一層努力して参りたいと思います。
おかたに病院では、内科・外科・泌尿器科を中心とした総合的な診療を行っております。また、血液透析センター・リハビリテーションセンターを活用して、地域の医療ニーズに応えて参ります。最新鋭のCTスキャン装置を導入し、医療レベルの向上を図ります。健診センターでも、地域のみなさまの健康づくりに貢献して行きます。24時間体制で在宅医療に対応できる在宅支援センターも併設しています。近隣の基幹病院との連携を強化し、急性期から在宅まで、あらゆる場面で安心できる医療の実現を目指します。
おかたに病院 院長
水野 渉
150床(一般病床7床、緩和ケア病棟12床、地域包括ケア病床72床、回復期リハビリテーション病棟50床)
※当院では安心して療養して頂けるよう、差額ベッド料金を頂いておりません。
神経内科、消化器科、呼吸器科、循環器科、腎臓内科、外科、整形外科、皮膚科、肛門科
1946年 | 4月 | 奈良市高畑町に無差別・平等の医療をかかげ「岡谷医院」が開業。 当初から在宅医療に力を注ぎ「往診の岡谷」と呼ばれました。 地域の中で信頼され、もっとも困難な人々のよりどころとして「いのちは平等」を実践してきました。 |
1953年 |
| 全日本民医連(当時全国民医連)が結成され、加盟。 |
1958年 |
| 地域の人々の願いを集めて中筋町にあった岡谷診療所を増床し岡谷病院を開設(25床)。 |
1966年 | 11月 | 岡谷病院は火災にみまわれましたが、地域の支援の中、3日後から仮設病院で診療を再開しました。 |
1967年 | 11月 | 多くの地域の支援により西木辻町に新岡谷病院を開設(71床)。 |
1978年 | 5月 | 岡谷病院増改築工事完成(112床)。 |
1986年 | 2月 | 地域住民との協同で、岡谷医療互助組合(現在のなら健康友の会)が結成される。 |
5月 | 第一回健康まつりを開催。 | |
1991年 | 8月 | 人工透析室開設。外来維持透析を開始。 |
2002年 | 1月 | 新しい医療ニーズに応えるため南京終町に新築移転し、名称も親しみやすい「おかたに病院」と変更(150床)。 |
2009年 | 8月 | 回復期リハビリテーション病棟開設(5階病棟)。 |
2011年 | 10月 | おかたに病院西棟完成。血液透析センター・リハビリテーションセンター・健診センターを開設。 |
2012年 | 10月 | 在宅医療センターを開設。 |
2014年 | 8月 | 地域包括ケア病床を開設(3階病棟)。 |
2023年 | 8月 | 改装工事を行い、緩和ケア病棟を開設(3階B病棟)。 |
当院は、2004年3月15日付で「日本医療機能評価機構」から病院機能評価の初回認定を受け、2019年3月15日付で4回目の認定を受けました。
これからも、患者さまが安心して当院を利用していただけるように、さらなる医療の質の向上や安全確保に努力してまいります。
病院機能評価は、国民が安全で安心な医療が受けられるよう、4つの評価対象領域から構成される評価項目を用いて、病院組織全体の運営管理および提供される医療について評価します。
1領域 「患者中心の医療の推進」
2領域 「良質な医療の実践1」
3領域 「良質な医療の実践2」
4領域 「理念達成に向けた組織運営」
病院機能評価により、一定の水準を満たした病院は「認定病院」となります。認定病院は、地域に根ざし、安全・安心、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく、日常的に努力している病院と言えます。現在、全国の約3割の病院が病院機能評価を活用しています。
日本医療機能評価機構は、認定病院に対し、「認定証」、「認定シンボルマーク」、「認定病院ポスター」を発行し、さらに、国民が病院に関する適切な情報を得られるよう、病院機能評価結果を情報提供しています。
当院は、2003年10月30日付で、厚生労働省から臨床研修を行う病院として認定され、医師研修に携わっています。
※管理型臨床研修病院は、大和高田市にある社会医療法人健生会 土庫病院です。
2020年4月より、奈良県立医科大学付属病院の臨床研修病院協力施設にもなっています。
また日本泌尿器科学会より、泌尿器科専門医教育施設として認定されております。(詳しくは日本泌尿器科学会のホームページをご覧ください)
管理型臨床研修病院、他の協力型臨床研修病院及び研修協力施設との連携によって、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得するのに必要な症例や指導体制が 整備されていること、医療安全のための体制が整備されていることなど様々な基準を満たすことで認定されます。
その他にも、医師臨床研修について様々な病院と連携しています。
臨床研修協力病院
・土庫病院・奈良県立医科大学・奈良県総合医療センター
後期研修連携病院
総合診療科
・土庫病院・大福診療所・天理よろづ相談所病院
内科
・耳原総合病院・京都民医連中央病院・市立奈良病院内科プログラム
泌尿器科
・大阪大学医学部附属病院
患者さまの人権を尊重し、安全で質の高い保健・医療・福祉を提供し、地域の人々から信頼され愛される医療機関をめざします。
年をとっても、障害をもっても、住み慣れた地域で馴染みの人にかこまれ、最後まで人としての尊厳をもって過ごしたい。このような当たり前の地域の人々の要求に応え、実現する。
私たちは、患者さまや地域住民の方々とともに力を合わせ、人権を守り、心の通い合う保健・医療・福祉を実践します。
私たちは、患者さまの病気を生活や労働の場でとらえる視点を大切にし、誰もが安心して利用できる病院であるよう努めます。
私たちは、医療事故を限りなくゼロにするよう努力し、安全でより質の高い保健・医療・福祉の提供をめざします。
私たちは、科学の成果に学び専門性を磨き、保健・医療・福祉の向上に励みます。また、患者さまが利用しやすく快適な療養生活がおくれる病院を目指し、施設、設備、システム、サービス、接遇などの改善を行います。
私たちは、まわりの医療機関や施設と連携し、安心して療養できる健康なまちづくりをすすめます。
私たちは、共同組織や患者会の人たちとのかかわりを一層強め、またあらゆる団体・個人、ボランティアの方々と協力・共同し、福祉豊かなまちづくりをすすめます。
私たちは、社会保障の充実や反核・平和の運動に取り組みます。
以上の役割を、役職員相互に信頼しあい、成長しあいながら担います。
2018年4月9日
おかたに病院は、患者さまの人権を尊重し、安全で質の高い保健・医療・福祉を提供し、地域の人から信頼され愛される医療機関をめざしています。
患者さまの人権を尊重するために、患者さまの基本的な権利を「宣言」という形でまとめました。ここに全職員が日々努力し、到達すべき実施目標としてこの「宣言」を公表します。
個人の尊厳
患者さまは、ひとりの人間として尊重されます。
平等で最良の医療を受ける権利
患者さまは、差別されることなく平等に、当院で達成可能な最良の医療を受ける権利を有します。
知る権利
患者さまは、疾病・検査・治療・見通し・費用などについて、理解しやすい言葉や方法で説明を受ける権利を有します。
自己決定の権利
患者さまは、自らの意思に基づいて、治療方法に同意し、選択し、あるいは拒否する権利を有します。また、医療行為の選択にあたっては、当院の治療方針について、他の医療機関の意見を聞くことができます。
情報開示に関する権利
患者さまは、当院で行なわれたご自身の診療に関する記録などを閲覧およびそれらの写しの交付を受ける権利を有します。
プライバシーの保護と秘密保持の権利
患者さまは、病院内での私的な生活を、可能な限り他人に侵害されない権利を有します。また、患者さまの承諾なしに、自らに関する情報を、自己の診療に直接関与する医療従事者以外の第三者に対して、開示されない権利を有します。
以上の宣言達成にむけて、私たちが安全で質の高い保健・医療・福祉を提供するために、患者さまへ次のことをお願いいたします。
ご自身の治療に必要な診療上のルールの遵守
他の患者のみなさまの診療に支障をきたさないためのご協力
研修医、医学生、看護学生等の研修実習・見学へのご理解とご協力
以上
2018年4月1日 改訂
当院は、「かかりつけ医」として以下の取り組みを行なっています。
・他の医療機関の受診状況やお薬の内容を把握し、服薬管理を行います。
・健康診断の結果に関する相談や、健康管理に関する相談に応じます。
・必要に応じて、専門の医師・医療機関をご紹介します。
・介護、保健、福祉サービスに関するご相談に応じます。
・夜間、休日等の緊急時の対応方法について情報提供いたします。
夜間時間帯や休日のお問い合わせは、お電話にて対応しています。
◎奈良県内のかかりつけ医機能を有する医療機関を以下で検索できます。
当院は、保険医療機関であり、診療報酬(医療費)算定にあたり、次の内容に適合している旨の届け出をおこない、実施しています。医療費等について詳しくは医事課へご確認ください。
当病院の一般病棟(4階)は、平均在院日数21日以内であり、1日あたり平均15名以上の看護職員(看護師と准看護師)[うち7割以上は看護師]が勤務しています。
入院患者様に対し入院後7日以内に文書等による『入院診療計画』を説明し、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による感染を防止するために、全病室に消毒液を設置するとともに、院内感染防止対策委員会を定期的(1ヶ月に1回以上)開催する等による『院内感染対策防止』をおこなっています。
なお、患者さまのご負担による”付添看護(家政婦等)”は認められておりません。ただし、患者さまのご負担にならない者(ご家族等)の付き添いについては、患者さままたはご家族がご希望される場合に限って、医師の治療上及び看護師の判断により、必要最小限の期間は許可されることがあります。
当病院の一般病棟3階と4階の一部は急性期治療を一定経過した患者さまに対して、在宅復帰に向けて、リハビリテ-ションを中心にして、効率的かつ密度の高い医療を提供する病床です。
当院の一般病棟(4階)では、療養環境を向上させる目的で1病床あたりの面積を8㎡以上確保しております。
当院の回復期リハビリテ-ション病棟(5階)は、1日あたり平均12名以上の看護職員と1日あたり平均8名以上の介護職員が勤務しています。
当院の、入院患者さまに提供する食事は、管理栄養士によって管理された食事が、適時(朝8時、昼12時、夕18時)、適温で提供されています。また、必要に応じて『栄養指導』(入院、外来、集団)をおこなっております。
当院は他に各病棟の食堂において食事をしていただくこともでき、また一部の食事の主菜について、患者さまが選択できる選択の複数メニューによる食事を提供しております。
◆脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
◆運動器リハビリテーション(Ⅰ)
◆呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
各リハビリテーションにおいて、専用施設の使用や専任医師、専従理学療法士・専従作業療法士・専従言語聴覚士の配置及びその内容及びその内容を基準どおり行っております。
◆検体検査管理加算(Ⅰ) …検体検査管理に関する基準に適合しております。
◆医療安全対策加算 …医療安全対策に関する基準に適合しております。
◆救急医療管理加算 …救急医療管理に関する基準に適合しております。
◆診療録管理体制加算 …診療録管理に関する基準に適合しております。
◆臨床研修病院入院診療加算 …臨床研修病院入院診療に関する基準にて適合しております。
◆特定療養費:
薬価基準に収載されている医薬品の薬事法に基づく承認に係る用法等と異なる用法等に係る投与の実施(成分名:イベルメクチン、薬剤名:ストロメクトール錠3mg、効能効果:疥癬、薬剤価格:1錠820円)
○室料差額について
当院では安心して療養して頂けるよう、差額ベッド料金を頂いておりません。